日本の現状

 1996年世界保健機構(WHO)がガン患者の受ける当然の権利のひとつとしてスピリチュアル・ケアを置いているにもかかわらず、日本では、厚生労働省が、2007年現在スピリチュアル・ペインについて認めておらず、キリスト教主義の病院やホスピス等で現場の必要性から実施されているに過ぎないのが現状です。我が国ではスピリチュアル・ケアを教えられる人は現時点で10名程度しかいません。その人々も多くは、神学校で30時間程教えているに過ぎません。200時間以上系統的に学べる機関は、今のところ当センターと臨床パストラルケア研修センターの二箇所しかないのが現状です。しかしホスピスや訪問看護の現場から、国内でのスピリチュアル・ケアの必要性が求められるようになっています。