スピリチュアル・ケアを学びたい人へ

 スピリチュアル・ケアの概念は欧米から輸入されたものです。そこで私たちの文化の中にあるスピリチュアルなものに焦点を合わせつつ、人間を全人的な存在として捉えることを念頭に置き、ケアの実際と理論学習をしていきます。

「学ぶ」は、その語源を探ると「真似る」ということから来ていることが分かります。真似るためには指導する人に密着するような形で付いてゆくことが基本です。ここでは知識の絶対量が問題ではなく、知的に学んだ事が体験を通して学ぶ事とどのようにつながるかが重要だからです。体験しつつ学ぶことが大きなテーマとなります。

様々な具体的課題に取り組むことで、自己理解を深め、自分の中にあるスピリチュアル・ペインに気づき、結果として相手のそれに気づけ、ケアができるように学びを深めます。

本講座を修了するまでに40回のスーパービジョンを受けます。このスーパービジョンを通して、深く自分に気づくことができます。その気づきがスピリチュアル・ケアを行うときの重要な柱となります。

学びの全体像
学びの流れ

この先は、継続的にスーパービジョンを受けることをおすすめします。

一講座は逐語記録の検討2時間とテーマごとの講義と体験学習2時間の計4時間を10回、合計40時間で構成されています。


ステップI

コミュニケーション技術を学ぶ

円滑なコミュニケーションをとることが出来ることは、スピリチュアル・ケアの大切な基本です。自分の人間関係の片寄りに気づき、それを修正する技術を学びます。通常のコミュニケーションにもし解決すべき課題があるならば、それに取り組んでみます。自分を信頼し、相手を信頼する体験をします。スピリチュアル・ケアを目指したいと思う方はまず「自己成長のためのワークショップ」を取ってください。(24時間)

ステップII-1

スピリチュアルなことへの理解を深める

スピリチュアル・ケアワーカーは、身体的、知的、社会的、心理的、スピリチュアルな
痛みの判別ができなければなりません。そのために知的にそれぞれの痛みを理解すると共に、自らのそれぞれの痛みに習熟しなければなりません。またスピリチュアルな生活とはどんなもので、それをどう生きているか学びます。(20時間)

ステップII-2

自分の価値観を知る

本物の私を生きることは、スピリチュアルなことですが、私がどのような価値意識を持っているか知る事は意外に難しいことです。囚われから自由になること、それは自分が何に囚われているか知ることから始まります。本物を生きるより良い生き方を模索する時間とします。(20時間)

ステップII-3

人間理解を深める

人間をどのように理解するか、私はどんな存在か。これは大きな問題です。私たちはそれを自らに問うこと無しに生きていますが、実はそれぞれその人なりの理解を持って生活しています。先ずそれを明らかにしながら、先人達の苦悩の結果を学びます。それは人間存在の哲学的神学的側面を学ぶことに繋がり、自分の人間理解の深化を図ることになります。どのような人間理解を持つかは、スピリチュアル・ケアの基本的で、重要なことです。(20時間)

ステップII-4

十戒講座・スピリチュアルな生活の指針

旧約聖書のモーセの十戒を通してその普遍性を自分のものとします。キリスト教、ユダヤ教、イスラム教、仏教、ヒンドゥー教などからも学びます。その学びと自分の生活との関わりを見つめながら霊的な生活とはどんなものなのかを体験しながら自分のものにしていきます。(20時間)

ステップIII

私の人生の分ち合い

自分の人生は一回だけなのに、その人生への意味付けは無限にあります。人生への意味付けを自分はどのようにしてきたか仲間からのフィードバックを受けながら学びとります。自分についてもっと知り、考え、それを語ることによって自分を多角的に知る必要があります。また相手のそれを聴くことを通して、他人に興味を持ち、きちんと理解し、知る体験を学びます。 (20時間)

ステップIV

課題解決に取り組む

自らの課題に気づき、勇気を持って、その明確化と解決に取り組んでみます。また仲間が取り組んでいる時に、援助的姿勢を体験して、その体験を理論的に見直していきます。その場での援助姿勢のスーパービジョンを受けることもできます。(24時間)

 

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